料理長コラム「レシピ 本物のコツ」
このコーナーでは、料理長オススメの簡単レシピや、厨房の舞台裏、料理職人の心構えなど、料理に関する様々な話題をお届けします。
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もうすぐ食欲の秋♪
料理の雑学♪ / 2008.08.28
夏も終わりに近づいてきました。
夏にも♪食欲の秋にも♪ビールは最適ではないでしょうか?
そこで、今回はビールのちょっとした、雑学です♪
ビールといえば気になるのが「ビール腹」。
しかし驚いたことに、ビールは意外とカロリーの低い飲み物です。
さらに、ビールのカロリーの約7割はアルコールによるもの。
実はアルコールのカロリーは、
体温の上昇に使われてしまうので脂肪として体に蓄えられることはないのです。
つまり、ビールの飲みすぎでビール腹になるというのは、間違いだったのです。
ではなぜ、ビール腹と言われるのでしょう。
その秘密は「とりあえず生(ビール)」という言葉にあるらしいです。
実は、ビールに含まれるアルコール分と、ホップの苦味、
炭酸ガスには胃の粘膜を刺激する働きがあって、
その相乗効果で胃の活動が活発になるそうです。
実際に、ビールを飲んだ胃を見てみると、水や焼酎を飲んだときと比べて胃が活発に動いてるそうです。
つまりビール腹の原因は、ビールの食欲増進作用による
単なる食事やつまみの食べ過ぎなのです。
到来する食欲の秋♪
食べ過ぎには、くれぐれもご用心♪
春巻の由来。
料理の雑学♪ / 2008.07.26
そもそも春巻の原点は既に東晋時代、というから西暦で300年とか400年とかの昔からあったらしい。
当時は「春盤」と呼ばれ、立春の日に粉で作った薄い餅を盆の真ん中に置き、
その上に色々な野菜を載せて食べたそうです。
立春の日だけではなく、春の野辺に遊ぶ人たちもこの春盤をもっていったと言われています。
その後、「春盤」は「春餅」と名前を変えて受け継がれ、更に調理技術の進歩と共に春巻として人々に親しまれていきました。
庶民の点心としてだけではなく、宮廷のお菓子としても献上され、
清朝宮廷の128種類の満漢全席のなかで、9種の主要な点心のうちの一つとしても含まれています。
こうした由来を見ていると中国四千年の歴史、というものをまざまざと感じてしまいますね。
たかが春巻ひとつにこんな歴史がある、というのが中国料理の凄いところですよね。
マンゴーってどんな果実?
料理の雑学♪ / 2008.07.17
では、マンゴーってどんな果実なの??

国産のマンゴーの方が遥かに値段が高い。
これは、雨にぬれるとマンゴーが受粉しないため、
手間ひまかけてビニールハウスで栽培(暖かくするためではなく、
雨にかからなくするため。)しているからです。
外国産のマンゴーは、雨季と乾季に分かれているため、
ビニールハウスなどの囲いはいらないのです。

強烈な腐敗臭がするらしい。
これは、ツバチなどは、亜熱帯では熱くて花粉をこべないので、
ハエに花粉を運んでもらうためにハエがよって来やすい様に
腐敗臭がするのだそうです。

マンゴーは実は、
『漆科』の植物なのです。
うるし同様、ウルシオールというかぶれの原因となる物質が含まれてて、
高率にかぶれを引き起こすため注意が必要なのだそうです。
痒みを伴う湿疹などのかぶれ症状は食べてから数日経って
発症・悪化する場合があるそうなので、皆さん気をつけてくださいね